ただし、本研究では主として針路安定性に主眼を置き、比較的操縦運動の小さい範囲に絞って研究を進めて来た。したがって、流体力の非線形性が強い大舵角の操縦運動等に適用するには、まだ幾つか解決すべき問題が残されており、操縦運動全般の推定精度を向上させるには、今後更に研究を進める必要があると思われる。
図4.1 従来手法によるスパイラル特性の推定結果
図4.2 本研究成果を取り入れた推定結果
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